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OpenOffice.org

  1. 「オープンオフィス」とは?

    Sun Microsystems社は商用オフィスツールとしてStar Officeを販売しています. 日本では商標の関係でStar Suiteとしてソースネクスト社から販売されています. このStar SuiteはワープロのWriter,表計算のCalc,図形描画のDraw,プレゼン テーションのImpress,HTMLエディタ,数式エディタMathからなる統合オフィス 環境ですが,そのオープンソース版が,今日作業を行うOpenOffice.orgです.教 室のバージョンは最新ではなく,1.0.1ですが,そこそこ使えるものになってい ます.2002年5月に公開され,日々改良が続けられています.最大の特徴はマイ クロソフトオフィスとの互換性ですが,かなりいい線まで行っていますが,さす がに完全ではありません.しかし,そのあたりの事情を分かった上で使うと,無 料と言うこともあって大変有効なツールになります.

  2. 制限事項

    教室のバージョンで現在分かっている制約としては,以下のようなものがありま す.

    • 日本語禁則処理,両側折り返しが不完全

    • 検索に正規表現が使えない

    • 均等割付が動作しない

    • 作表・罫線機能が貧弱

    • 表の名前に日本語が使用できない

    禁則処理については,最新のバージョンである1.1では対応できているようです. また,日本語で表現力をつけるためのフォントに関しては,フリーのものがほと んど入手できない状況ですので,今後も大きな改善はのぞめません.しばらくは, 東風フォントの明朝体とゴチック体の組合せで我慢するしかありません.

  3. 起動

    GNOMEメニューから図1のような経路で選択すると起動できます.図1の例ではワー プロであるWriterを起動するところです.

    図1 GNOMEメニューからの各ツール起動手順

    起動時には電子メールツールとの連携を行うためのアドレス帳変換ダイアローグ が出ますが,「キャンセル」を選択しましょう.

    図1 ユーザ登録画面

    図1の画面が現れたら「登録しない」を選択して「OK」しておきましょう.これ により,図2に示す画面が開きます.

    図2 Swriterの初期画面


関連サイト

OpenOffice.org日本公式サイト
Hancom Office日本語サイト


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