情報科学演習 実習課題 2011.10.24

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乱数について説明しておきます.初回のWebテキストでサイコロのプログラムを 紹介しましたが,そのときのやり方で乱数を発生させることが出来ます.以下の 手順に従って試してみてください.


実習課題

  1. 整数型演算の理解

    以下に示す演算を行って,整数型の演算結果を確かめて理解を深めましょう.

    1 / 3
    2 / 3
    4 / 3
    1 % 3
    2 % 3
    4 % 3
    10 % 5
    

  2. 乱数の練習

    2桁の整数を乱数を利用して発生させて表示させましょう.2桁の整数とは10から 99までですので,全部で何種類あるか考えてから準備してください.以下のよう に結果を表示することにしましょう.

    Obtained random number: 24
    
    

  3. 四則演算

    2から9までの整数を2つ乱数で発生させて,それらの和と差を求めるプログラム を作りましょう.表示は以下のようにしてください.

    Obtained random number: 5 and 9
    Sum of them: 14
    Difference between them: -4
    
    

  4. 値の入れ換え

    四則演算では無いですが,変数に代入した値を「入れ換える」操作を考えてみま しょう.次に示すプログラムの途中に入れ換えの式を入れて完成してください.

    #include <stdio.h>
    
    main()
    {
        int m, n, tmp;
    
        m = 1;
        n = 2;
    
        printf("m = %d and n = %d\n", m, n);
    
    
    ここに入れ換えの処理を入れる
    
        printf("Exchange the values of m and n\n");
        printf("m = %d and n = %d\n", m, n);
    
        return(0);
    }
    
    

    m = 1 and n = 2
    Exchange the values of m and n
    m = 2 and n = 1
    
    

  5. 正四角錐の体積計算

    2桁の整数を乱数で発生させ,それを正四角錐底辺の長さと高さとします.正四 角錐の体積を求めましょう.当然ですが,正四角錐の体積 V を求める公式は,底辺 の長さを l ,高さを h とすると,

         1
    V = --- h l2
         3

    です.なお,C言語におけるべき乗ですが,演算子は用意されていません. a^2 のようなものはありません.かけ算 を繰り返すか,<math.h> をインクルードして関数 pow() を使 用することになります.この授業では特殊な数学関数の使用はしないこととして いますので,ここでは,単純にかけ算で行いましょう.今後も冪乗は関数として は使用しませんので,注意してください.

    Volum of the quadrangular pyramid with the base and height 17 is 1637
    
    


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