情報科学演習 実習課題 2012.02.06

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復習課題

期末試験対策として,今回は以下の課題の解答を専用の 用紙に入力してください.用紙は5問の解答を全て一つの main() の中に記述する方式です.ですので,ヘッダファイルのインクルードはすでに用 紙の先頭で行っているため不要ですし,1問ごとに return(0) を記述 することは間違いです.その辺をよく理解して作業を行ってください.

解答用紙は,何も記入していなくても,すでにC言語のプログラムとなっていま すから,解答を記入してコンパイルエラーが出るようだと,自分の解答に間違い があるということですので,間違い部分の削除をしないと,本番の期末テストで は採点されないことにもなります.

なお,変数の宣言などは,各設問の解答部分にお願いします.ただし,一度宣言 したものは,2度行うとエラーになりますので,注意してください.授業でも説 明しているように,for 文で使用する変数 i は毎回初期化 されるので,何度使用しても構いません.

  1. 複合演算子とカウンタの復習

    100以下の正の整数を乱数を用いて5個作成しその合計を求め,また,50以上の数の個数を数えるプログラム を作成せよ.

    Random numbers: 8 97 78 97 25
    Sum of above numbers: 305
    Over 50 numbers: 3
    

  2. 約数探索(剰余の利用)

    100から120までの整数の約数を探して以下のように表示するプログラムを作成せ よ.

    100 : 1 2 4 5 10 20 25 50 100
    101 : 1 101
    102 : 1 2 3 6 17 34 51 102
    103 : 1 103
    104 : 1 2 4 8 13 26 52 104
    105 : 1 3 5 7 15 21 35 105
    106 : 1 2 53 106
    107 : 1 107
    108 : 1 2 3 4 6 9 12 18 27 36 54 108
    109 : 1 109
    110 : 1 2 5 10 11 22 55 110
    111 : 1 3 37 111
    112 : 1 2 4 7 8 14 16 28 56 112
    113 : 1 113
    114 : 1 2 3 6 19 38 57 114
    115 : 1 5 23 115
    116 : 1 2 4 29 58 116
    117 : 1 3 9 13 39 117
    118 : 1 2 59 118
    119 : 1 7 17 119
    120 : 1 2 3 4 5 6 8 10 12 15 20 24 30 40 60 120
    

  3. 配列の基本

    2桁と1桁の正の整数を乱数で10個発生させ,それらをそれぞれ掛け合わせた答え を以下のように表示するプログラムを作成せよ.

      84  77  63  64  54  90  56  61  25  33
       9   6   5   2   6   7   5   7   5   6
     756 462 315 128 324 630 280 427 125 198
    

  4. 文字配列の練習(添字の理解)

    次に示す配列を使用して,下に示すような表示を行なうプログラムを作成せ よ.

    	char ary[6] = "abcde";
    
    

    aaa aab aac aad aae
    aba abb abc abd abe
    aca acb acc acd ace
    ada adb adc add ade
    aea aeb aec aed aee
    
    baa bab bac bad bae
    bba bbb bbc bbd bbe
    bca bcb bcc bcd bce
    bda bdb bdc bdd bde
    bea beb bec bed bee
    
    caa cab cac cad cae
    cba cbb cbc cbd cbe
    cca ccb ccc ccd cce
    cda cdb cdc cdd cde
    cea ceb cec ced cee
    
    daa dab dac dad dae
    dba dbb dbc dbd dbe
    dca dcb dcc dcd dce
    dda ddb ddc ddd dde
    dea deb dec ded dee
    
    eaa eab eac ead eae
    eba ebb ebc ebd ebe
    eca ecb ecc ecd ece
    eda edb edc edd ede
    eea eeb eec eed eee
    

    表示される文字ではなく,その文字が該当する配列の添字で考えること.
  5. 文字列の取扱い(2次元配列)

    orangebeerlettuce のどれか一つの単 語と,fruitsliquorvegitable のどれ か一つをそれぞれランダムに表示して,種類が合ったら same,異なったら different と表示するプログラムを作成せよ.表示は,同じときが 以下の実行結果例の上段のようになり,異なるときが下段のようになるものとする.

     orange and fruits : same
     
    ←結果が同じ種類のとき

     lettuce and liquor : different
     

    ←結果が違う種類のとき

    使用する文字列は全て配列に入れておいて利用すること.配列は3個使用することを想定しています.

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