論理回路の実際の構成
ダイオードAND
上図において、AとBの両方ともが5Vのとき、ダイオードには電流が流れないので、5kΩの抵抗にも電流が流れない。よって、電圧降下はなく、Output端子の電圧も5Vとなる。AかBのどちらか一方、もしくは両方の電位が0Vになると、電流が流れるので、Outputの電圧は0.7Vへと下がる。よって、この回路はAND回路である。
ダイオードOR
ここでは、AとBのどちらかの電位が+5Vになると、抵抗に電流が流れ、Outputの電位は4.3Vとなるが、どちらも0Vであれば、Outputも0Vである。よって、この回路はOR回路である。
上に挙げたダイオード回路は構成が簡単であるが、実際には能動素子でゲート回路を構成することの方がおおい。代表的な回路としては、TTL (Transistor-Transistor Logic Circuit) と、CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor) 回路がある。詳細は省略する。