電子計測講議内容(5.7)

論理回路の実際の構成

ダイオードAND


上図において、AとBの両方ともが5Vのとき、ダイオードには電流が流れないので、5kΩの抵抗にも電流が流れない。よって、電圧降下はなく、Output端子の電圧も5Vとなる。AかBのどちらか一方、もしくは両方の電位が0Vになると、電流が流れるので、Outputの電圧は0.7Vへと下がる。よって、この回路はAND回路である。

ダイオードOR


ここでは、AとBのどちらかの電位が+5Vになると、抵抗に電流が流れ、Outputの電位は4.3Vとなるが、どちらも0Vであれば、Outputも0Vである。よって、この回路はOR回路である。

上に挙げたダイオード回路は構成が簡単であるが、実際には能動素子でゲート回路を構成することの方がおおい。代表的な回路としては、TTL (Transistor-Transistor Logic Circuit) と、CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor) 回路がある。詳細は省略する。


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