コイルに流れる電流により磁界を発生させ回転軸に取り付けた鉄片との間の反発
力を用いて針を回転させる.駆動トルクはコイルに蓄えられるエネルギー
の勾配として求められる.
鉄片を用いずに,二つのコイルに電流を流してその反発吸引力により針を回転さ
せる.それぞれのコイルの自己インダクタンスをとし,相互
インダクタンスをとすると,計に蓄えられる電磁エネルギーは
【例4.3】
熱線形計器と熱電対を用いる熱電形計器がある.発熱はジュール熱に比例 するので波形に依存しない実効値の測定が可能.
回転磁界形と移動磁界形がある.渦電流によって金属に発生する力をトルクとし て利用.電圧の2乗に比例するので実効値の測定が可能.
コンデンサに蓄えられるエネルギーの極板間距離の変動による変化がトルク.極
板間距離を,静電容量を,極板間の電位差をとすると,