コンピュータネットワーク基礎
2004.4.30


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今後は1年生のときに使用していたLinuxの教科書を持参する ようにしてください.


教科書 第10章 参照

  1. 本日の作業内容



  2. 電子メール

    先週の授業で,とりあえず電子メールを送信するための最低限の設定については 完了しました.実際に電子メールを今後も利用する上で,知っておくべきことは たくさんあります.また,人にとって読みやすい電子メールを作成することは, コミュニケーションの円滑化を図る上で重要な要素です.

    今回はより有意義に電子メールを使用するために必要なポイントのいくつかにつ いて説明していくことにします.

    • ヘッダについて

      電子メールの構成は,教科書p.102に示されるようにヘッダ・フィールド群とボ ディと呼ばれる本文からなります. また,書類を添付するときには,p.104の拡張形式を利用して本文がさらにいく つかに分割されます.まず,配送にとって不可欠なヘッダについて紹介します.

      ヘッダ というのは,メールを封書にたとえると封筒に記載されている宛名や差出人,消 印のような情報に相当します.すなわち,誰が誰に宛ててどこから送信し,受信 はどのような経路でなされたかが記述してあります.宛先や差出人は,作成者が 指定しますが,それ以外は配送に関与するサーバが情報を追記していきます.郵 便局が消印を押して,郵便を配達するのと同じような仕事をメールサーバが担当 しています.

      では,実際のヘッダの例を見てみましょう.例にあげるのは,もっとも単純な教 室内だけで配送作業が行われた場合のものです.

      From b0399  Tue Apr 16 10:01:16 2003
      Received: (from b0399@localhost)
              by sv001.ecs-riko.shimane-u.ac.jp (8.9.2+3.1W/3.7W) id KAA07208
              for nawate; Tue, 16 Apr 2003 10:01:16 +0900 (JST)
      Date: Tue, 16 Apr 2002 10:01:16 +0900 (JST)
      From: b0399
      Message-Id: <200204160101.KAA07208@sv003.ecs-riko.shimane-u.ac.jp>
      To: nawate
      Subject: attend
      X-UIDL: 5d8ff71205929df6baaea08e6c052859
      

      最初に差出人と作成日付が表示され,次の行から配送に関する経路が新しい順に 示されています.今の例ではサーバ上で直接配送されたため,一つの履歴しかあ りませんが,実際のメールではたどってきた経路が記録されます. Message-Idは通常はメールサーバが付与するユニークなIDであり,メー ル一つごとに異なるIDがつけられるため,返信や転送の際にその元になるメー ルを特定することができます.

      先週自分宛に返信したメールが「サマリウィンドウ」(メールの一覧ウィンドウ) で元のメールに対して少し右にずれて表示されていたのに気づいたでしょうか. これは「スレッド表示」と言って,このメッセージIDを元に,メール同士の相関 を表現したものです.試しに,次のような操作を行ってみて下さい.

      1. 自分宛に返信して届いたメールにまた返信してみる
      2. 最初に自分宛に出したメールにもう一回返信してみる

      上記の操作でスレッドによる関連表示の意味合いがわかりましたでしょうか?ス レッドが実際に大事になるのはメールの流通が活発でしかも議論をしているとき ですが,その代表的な例が「メーリングリスト」と呼ばれるコミュニケーション でしょう.図1に示すのは,Vine Linuxを使っている人の情報交換メーリングリ ストでのあるときの状態です.どのメールが誰への返信なのかが良く分かります.

      図1 スレッド表示が活用されるメーリングリストの例

      最後にあるX-UIDLのようにX- で始まるもの (このような行 単位の情報を「フィールド」と言います.) はメールソフト (Mail User Agent MUA) が独自につけることを認められているフィールドであり,ソフトの仕様に よって様々なものがあります.また,「メーリングリスト」という同報メールを 活用した意見交換の手段では,リストサーバが独自にフィールドをつけているこ とがよくあります.

      このように,メールのヘッダには重要な情報が記入されているので,必要に応じ て見てみることは重要ですし,ヘッダというものが存在していてそれを見ること ができることを知っていることも重要です.

      では,自分で実際に試してみましょう.先週の実習で自分宛にメールを送信しま した.そのメールをどれでも良いので開いてみて下さい.すると,メールの本文 を表示するウィンドウの最初に,教科書図10.1にあるようなフィールドが見えるはずで す.フィールド名は太字で表記されています.教室で使用するSylpheedは教科書 とは掲載順が異なっていますが,最初の4項目は同じです.教科書では「その他 のオプション行」とされている部分に実際にいくつか表示されるかも知れません. 環境設定で自分の所属する組織を記入した人は例えば,

      Organaization: Shimane University

      のように表示されますし,Sylpheedのデフォルトのままであれば上述のXフィー ルドである

      X-Mailer: Sylpheed version 0.8.5 (GTK+ 1.2.10; i386-vine-linux)

      が入っています.これは差出人が使用しているMUA(メーラー)の種類を表示して います.

      図2に示すようにメニューバーにある「表示」から「全てのヘッダを表示」を選 択すると,上で紹介したような配送経路を含むヘッダ情報が見えるようになりま す.教科書の図10.4にある拡張形式のフィールドも表示されます.

      図2 全てのヘッダを表示するためのメニュー操作

      最後に,教科書のp.102の真中あたりに書いてある「最初の空行がヘッダ・フィー ルド群の終わりを示す」ですが,図10.1にも書かれています.これは,上のよう に全てのヘッダを表示させた状態で確認することも出来ますが,メールそのもの を見てみる方が良いかも知れません.コマンドライン操作で実行してみましょう.

      まず,ターミナルを起動します.パネル(タスクバー)にある画面にGのアイコン をクリックしてGNOME 標準の仮想端末である「Gnomeターミナル」を起動します.画面には,コマンド プロンプト(コマンド入力待ち受け記号)である $ がありますので, そこがコマンド入力位置です.次のようにコマンドを実行してメールの一覧 を見てみます.

      $ ls ~/Mail/inbox

      未整理のまま受信箱にこれまでのメールが残っていればいくつかの数字が表示さ れます.その数字一つ一つがメールの保存されている名前に相当しますので, どれか適当なものを画面に開いてみます.

      $ cat ~/Mail/inbox/適当な数字

      適当な数字の部分は先ほどのコマンドで表示された数字を入力します.すると, メールの中身がずらずらと画面に表示されます.一画面ずつ表示されないで, 最後まで一気に表示されるので上の方の部分は見えません.それを一画面に表 示できる長さごとに区切って表示してくれる「ページャ」を使ってやり直して みましょう.

      $ less ~/Mail/inbox/適当な数字

      コマンドの名前が cat から less に変わりました.このコ マンドは1ページ分表示すると動作が止まります.次を見るには,スペース キーを押します.↑↓キーで1行ずつスクロールできます.終了するときには,Qのキーを押します.QはQuit (終了する)の略として良く使われます.さて,最初の空行が見つかったでしょ うか.

    • 本文

      Slypheedでメールを受信すると,メールに関する情報一覧がサマリウィンドウに 表示され,選択されたメールの本文が,メールウィンドウに表示されます.そこ には,自分で設定した簡単なヘッダも表示されていますが,デフォルトでは配送 経路などは含まれていません.メールを読むときに参考になる差出人やサブジェ クトなどが表示されているはずです.

      本文に関しては,相手に読みやすいようにすることが一番重要です.が,「読み やすい」とはどのようなことを言うのかについては個人差があるので一概には言 えません.もちろん,文体や表現,漢字とひらがなの比率など,文章能力に依存 する部分もありますが,ここでは形式的な点について紹介しておきます.

      • 1行の文字数

        最近のメールソフト Mail User Agent (MUA) はどんどん高機能化され,メール の表現力を向上させてきています.しかし,基本的に,電子メールは文字で情報 を交換する方法であり,端末やOSを選ばないのが特徴です.PDAと呼ばれる電子 手帳や携帯電話でも電子メールは利用できますし,場合によっては,遠方からサー バに接続してメールを読む場合もあります.その際に重要なのは,通常の端末の ウィンドウの横幅に収まる程度に1行の文字数を制限することです.

        具体的には,かつてのUNIX系の仮想端末の1行に表示できる文字数が80文字であっ たことから,半角英数文字で80字以内,日本語では40字以内とすることが推奨さ れています.メールを引用する際には,引用符を使うことも多いので,そのため のスペースも考慮して,76文字以内とすることが伝統的に行われてきています. 皆さんも,だいたい70字程度を目安に自分で改行を行うよう習慣づけましょう. 便利なことに,Sylpheedではメール作成ウィンドウのテキスト入力部分の上部に 目盛がついています.そこに示されている80という目盛が先ほどの半角英数字80 文字に相当しますので,70あたりで改行を入れましょう.

        ただし,携帯電話宛てに送る際には改行をつけない場合の 方が見やすい場合もありますし,PDAであれば20字くらいで改行するべき 時もありますので,受け取る人の環境を気にかけると言うことが重要で す.

      • 冒頭の挨拶

        手紙を書くときには,特に面識の無い人やビジネス関係などでは冒頭に決り文句 を入れることがよくあります.つまり,拝啓で始まる時候の挨拶や,前 略で始まる挨拶などです.しかし,電子メールはネットワーク資源が貧 弱で伝送経路も今からは考えられないくらい低速だった頃から始まって いますので,少しでも情報量を減らして負荷をかけないことや通信費用 を節約することが行われてきました.特に,バケツリレー方式でメール を配送していた頃では,途中の経路への負担を減らすのはいわばマナー ですので,不要な挨拶や冗長な表現は嫌われました.

        そのため,一見ぶっきらぼうに最初に名乗るだけで用件を伝達するのが一般的で したから,最近メールを始めた人は,メールによるコミュニケーション はぶっきらぼうで冷たい印象を持つことが多かったようです.顔が見え ないと言うこともあってトラブルの元になるケースもあったようですが, 基本的に上述のように無駄な表現を避けるという伝統があったので今で も,熟練者や仕事上メールを使う頻度が高い人は,簡潔で必要十分な用 件のみをメールに書くことが多いようです.冷淡とか無味乾燥などと思 わずにそれが当たり前だと思っていてください.

      • 引用

        電子メールを返信する際に重要なのは「適切な引用」です.メールで意見交換を するわけですから,相手の文章に対して反論やコメントをつけることが ありますが,その際には,必要な部分だけを残して引用する癖をつけま しょう.先ほどのネットワーク負荷のところと関係しますが,不必要な 文章は削除するのが礼儀です.ただし,必要な部分はしっかり残して引 用しなければなりません.その辺りの状況はなれてくるとわかると思い ます.また,引用は,引用であることを示すために自分が書いた文章と 違うことを明確に見せなければなりません.そのために,引用部分には 行頭に記号がつけられることが一般的です.半角の > が使われること が多いのでそれが基本ですが,自分の好きな記号にしてもかまいません.

        Sylpheed では,「設定」→「全般の設定」とメニューから選択していき,「送 信」タブを選択して表示されるウィンドウに引用符の設定項目があります.皆さ んはデフォルトの > のままでかまわないでしょう.

    • 配送の仕組

      教科書の10.2ではメールの配達の仕組が説明されています.「プロトコル」と呼 ばれる約束事にしたがってコンピュータどうしが通信を行って配送し,最終的に はメールサーバまで届いたメールを自分のパソコンから取り込みに行きます.配 送の部分は先ほどヘッダに記述されているのを見ましたが,メールサーバとのや りとりは別に記録されていますので,そちらを見てみましょう.図3のように, 「ツール」メニューから「ログウィンドウ」を選択します.すると,教科書の図 10.6のようなやりとりが記録されています.エラーが発生したときなどはこのロ グが参考になります.Windowsで良く利用されているMUAではこのような詳細なロ グがとれないものが多くあり,障害発生時に原因特定に苦労することが多くあり ますが,LinuxのようなUNIX系の環境ではユーザが豊富な知識を持っていること を前提としている場合が多く,詳細なログを残すものが多いようです.

      図3 ログウィンドウを表示させるためのメニュー操作

      自分のメールアドレスの shimane-u.ac.jp の部分を設定ウィンドウで わざと間違ったように編集すると送受信がおかしくなりますが,そのような場合 にこのログウィンドウを見るとどのようにサーバからエラーが伝わっているのか がわかります.

      なお,ログにおける個々のコマンドの意味は6/11の授業で扱う予定です.

    • 署名

      ネット上での意見交換の手段としてはいろいろなものがありますが,チャットや 掲示板も多く用いられているようです.それらは,古くはパソコン通信時代のコ ミュニケーション手段としての利用が多かったことから,パソコン通信の伝統を 引きついている部分が多くあります.その中でも特に目立つのは「匿名」による 発言です.

      一方,ネットニュースや電子メールという当初からインターネット上で,主に UNIX文化と平行して発展してきたコミュニケーション手段では「実名」による意 見交換が中心でした.どちらでないといけないということは無いのですが,通信 記録としていろいろな情報が残る電子メールは,やはり基本は実名による利用で すが,「名前」ではなく,実在するメールアドレスを利用して意見交換すること は最低限のマナーと言えます.

      そのような経緯から,日本では冒頭で名前を名乗ってから用件を切り出すような形式が多 く用いられていますし,末尾に署名をつけることも多くなっています.あらかじめ作成しておいた署名を自動で挿入するためには,「アカウン トの編集」から「作成」を選んで署名ファイルのパスを指定するようになってい ます.たとえば,自分のホームディレクトリに.signature という名前 で作成しておけば,デフォルトのままで新規メールに挿入されます.

      皆さんの署名に対するポリシーはそれぞれ思うところがあるでしょうが,課題提 出の際には,個人がわかりやすく特定できるような署名をつけてください.他の 人と似ている署名は紛らわしいので推奨できません.自分のオリジナルな署名を考 えて見てください.ちなみに,以下に私が普段使用している署名を列挙しておき ますので,参考にしてみてください.ただし,あくまで参考にとどめてください. 署名というのはある種の「サイン」ですので,人のものをまねするのは推奨でき ません.

      
      ┏┛┏┛┏┛ 縄手雅彦@島根大学::総合理工学部::電子制御システム工学科
      ┏┛┃ ━┃ nawate@ecs.shimane-u.ac.jp
      ━┛━┛━┛ http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~nawate
      
      
       ┏━┳━┳━┳━┓ 縄手雅彦@島根大学総合理工学部電子制御システム工学科
       ┃┃┃┃┃┃┃┏┫ nawate@mag.shimane-u.ac.jp
       ┗┻━┻┻┻┻━┛ http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~nawate
      磁気計測システム研究室          
      
      
      ┃     I've got a mobility 
      ┗┓         \/\/ith
        ┗━   CASSIOPEIA FIVA
         nawate@ecs.shimane-u.ac.jp (縄手雅彦)
         http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~nawate
      

    • 書類の添付

      ファイルをメールで転送するための「添付」作業についても 実習しましょう.Sylpheed はファイル添付も簡単な操作で実現できます.ただ し,ディレクトリの概念を知らないと,添付すべきファイルをみつけられないこ とになりますので,これまでのコマンド操作を思いだしてください.

      メールの作成画面で,アイコンメニューにある「添付」をクリックすると,図4 のダイアローグウィンドウが表示されます.このウィンドウはGNOME環境で統一 されたインターフェイスを持っていますので,gEditの保存ウィンドウなどと同 じ外観になっています.使用方法は,ファイルを保存したり,開いたりするとき と同じで,ディレクトリを選択し,ファイルを捜し出すだけです.

      図4 ファイル添付のダイアローグ

      ファイルを添付すると,件名表示とメッセージ本文の間に選択したファイルが表 示されます.間違えて添付作業をしてしまった場合には,そのファイルの部分を 右クリックして出て来る選択視の中から「削除」を選ぶと添付を取り消すことが できます.また,「プロパティ」を選択すると,ファイル名を変更して添付する ことも可能です.

  3. その他

    署名の編集には何らかの「テキストエディタ」を利用する必要があります.エディ タに関する詳細は次週以降の予定ですが,とりあえず,エディタの操作練習を行って みましょう.もっとも簡単な エディタを試してみたい人は,GNOME 標準の gEdit をおすすめします.短いも のですが, 説明はこちらにありますので見てください.

    もう一つの実習作業は,日本語入力の復習です.エディタ上で日本語入力を可能 にするためには,gEditであれば「Shift」キーと「スペース」キーを同時に押し てかな漢字変換プログラムの「かんな」を起動します.カーソルの下に[あ]が出ているのが正常な状態です. (Emacsでは「Ctrl」キーと「\」を同時に押してモードを変更します.モードライ ンに[あ]が表示された状態がかんなの日本語入力モードです.) Emacs以外の場合 には「F1」キーを押して「拡張モード」を呼び出すと,単語登録やその他の拡張 機能が使用できます.自分の名前に特殊な漢字が使用されている人は試してみて 下さい.ただし,全ての文字が表示できるわけではないのでその点については理 解しておいて下さい.かんなの操作自体については1年生のときに使用した宝劔 純一郎著 「UNIX/Linuxデスクトップ・ツール入門」p.52を参考にしてください.また,とりあえず, 以下のページが参考になるかも知れません.

    http://npl.kyy.nitech.ac.jp/comp-doc/emacs/canna-jp_3.html

    単語登録に関しては,Rubyで作成された便利なツールもあります.リンクを右ク リックして出てくるメニューから「リンク先を名前をつけて保存(R)」を選択し てダウンロードします.

    ダウンロード

    ダウンロードが完了すると,自分で指定した場所に cannaTool-1.0.tar.gz というファイルが出来ていますが,これは圧縮されたファイルなので伸長 する必要があります.これはターミナルで作業します.次のようにコマンド入 力を実行します.(作業するディレクトリに上記のファイルがあるかどうかを確 認してから作業します.)

    $ tar zxvf cannaTool-1.0.tar.gz

    このコマンドにより作業しているディレクトリにさらに cannaTool-1.0 という名前のディレクトリが出来ました.この中に単語登録ツールがあり ます.起動は,コマンドラインからなら

    $ ruby cannaTool-1.0/cannaTool.rb &

    のように行いますが,コマンドラインからでは不便だと言う場合にはパネルやお 気に入りに登録するのが良いでしょう.登録の方法は,例えば,「お気に入り」 であれば,以下のように実行します.

    • GNOMEメニューアイコンをクリックして出てくる「お気に入り」を選択し, 右側の「お気に入り」の文字の上で右クリックして出てくるメニューの中 から「このメニューに新しい項目を追加する」を選択する.

      図5 お気に入りメニューへの項目の追加

    • 出てきたメニューの「名前」のところには好きなものを入れれば良いのです が,分かりやすい方が使いやすいので「かんな辞書登録」などとしておき ましょう.

    • 「説明」欄は別に無くても構いません.

    • 「命令」欄が重要です.先ほどダウンロードして伸長したRubyスクリプトの 所在をもう一度確認して,そのパスを記入します.例えば,ホームディレ クトリにそのままダウンロードしたならば

      ruby ~/cannaTool-1.0/cannaTool.rb

      のようにします.

    • 「アイコン」は好きなものを選べば良いのですが,「なし」とあるところを クリックしたら出てくる一覧の中から選べます.辺 りが辞書らしいでしょうか.

      アイコンを選んで,「OK」をクリックすると準備完了です.先ほどのダイアロー グウィンドウの「OK」をクリックすると「お気に入り」メニューへの登録 が完了です.

      図6 cannaToolの登録ダイアローグ

  4. 小テスト

    授業の最後の方でAクラスBクラス別の小テストを実施します.アナウンスに注意して下さい.


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