授業では scanf を使用しませんが,そのために値を変数に「代入」する操作が必要になります.これは,以下のように「等号」の記号である = を使用してできます.
int a; a = 1; |
また,定義と代入は同時に行うことも可能です.
int a = 1; |
上記の操作により,変数 a の値が整数の数値1になります.
a = 100 b = 12345 c = 5 |
上のプログラムは3つの変数 a, b, c を用意して,その変数にそれぞれ値100,12345,5を代入します.表示の時にはその変数の値を指定された桁数で表示させます.スペースを使用して形を整えることはしません.
printf("a = 100\n"); printf("b = 12345\n"); printf("c = 5\n");
上のような処理ではダメということです.%d の % と d の間に桁数を指定する整数を入れて調整してください.
Decimal: 100 Octal: 144 Hexdecimal: 64 |
上のプログラムは変数を一つだけ用意して,適当な10進数の数値を代入します.上の例では100です.それをp.21の%記号の表を参考に,8進数や16進数で表示させます.いろいろと変数の値を変えて試してください.
図1 複数の変数を printf で表示させる方法
\n is new line. \r is carriage return. \0 is null character. " is double quote. ' is single quote. ` is back quote. |
%d is decimal number. %x is hexadecimal number. %o is octal number. %s is character string. %c is character. |
printf("%s\n", "abcde"); |
次にさっきの printf の中にある %s を %c に変えるとすると,どのようにプログラムを変更しないといけないか,考えてみましょう.
char m[30] = "Today is the 11th of October."; printf("%s\n", m); printf("%c\n", m[0]); |
printf("%c\n", '\0'); |
実行しても何も表示されないはずです.ところが,画面に出力される結果をページャというソフトを介して表示させると変わります.
$ ./a.out | less
のように a.out の結果を画面に出す前に,パイプ処理 | を通して,ページャである less というソフトに渡してから画面に出すようにします.結果はどうなりましたでしょうか?
ページャ画面から抜けるには,キーボードの q のキーを押してください.これはquitの略のqです.