HTMLはプラットフォームを選ばず、データ量も少ない利点はあるが、その反面、実現できる表現が限られており、ワープロやTeXのような自由な文字配置や図形の利用は困難である。しかし、工夫次第で相当なことができるのも事実であり、ページのデザインに凝り始めるときりがない。必要最小限の機能を学習するには、このようなページをブラウザで開き、ブラウザの
View --> Page Source
を表示させることにより、タグと呼ばれる制御コードがどのように働いているのか、見比べて学習でる。
自分でとりあえず作成してみるには、例えば、
$ pwd /virtual/home/b00**
$ mkdir html
のように、作業用のディレクトリを作成し、(ディレクトリの作成は一度だけ!)
$ cd html
で作業用のディレクトリに移動して、
$ xemacs seminar.html &
のようにエディタで練習用のHTMLファイルを作成する。適当にタグおよび文章を打ち込んだら保存し、教科書のp.236にあるようにNetscapeのLocation Toolbarで
file:/virtual/home/b00**/html/seminar.html
を入力してEnterキーを押すと自分が作成したページが表示されるはずである。エディタによる加筆修正とブラウザによる表示を繰り返し、ページを完成させていく。図や絵を挿入したい場合には元になる絵を作成し、webで標準的なJPEG形式かGIF形式に変換しておく必要がある。それに関しては、グラフィックコースで説明していく予定である。