┏━━━┳━━━┳━━━┓ ┃ A1┃ A2┃ A3┃ ┣━━━╋━━━┻━━━┫ ┃ B1┃ ┃ ┣━━━┫ BC23 ┃ ┃ C1┃ ┃ ┗━━━┻━━━━━━━┛上に示すような複雑な表に関しては、教科書の記述だけでは足りない。こういう場合は表の横幅いっぱいの線を引く\hlineコマンドではなく、\clineコマンドを利用する。\clineコマンドは線を引きたいコラム(列)の始まりと終わりを指定する。上の表の場合、以下のようなソースになる。
\begin{tabular}{|c|c|c|} \hline A1 & A2 & A3 \\ \hline B1 & \multicolumn{2}{c|}{} \\ \cline{1-1} C1 & \multicolumn{2}{c|}{\raisebox{1.7ex}{B23}} \\ \hline \end{tabular}ここには見慣れないコマンドがでてくる。TeXはこのようにもう少し詳しい専門の書籍を購入しないと複雑な処理はなかなか理解できない。ただし、最近ではweb上にテキストなども掲載されているので参考にすると良い。
ちなみに、上記のソースの中で\multicolumnはその名の通りに複数の列にわたる場合の記述であり、列数や文字揃え、罫線の有無などを指定している。また、\raiseboxはその中の文字列を行から上に持ち上げるコマンドであり、exという単位で行っている。exとは現在の文字の高さを意味しており、字上げを相対的に記述できる。