すでに電子メールの利用に関しては問題がない程度に使えるようになったと思う。最後に、まだ少し不安であるが、パスワード関連の作業を行うことにする。これは、メールを読み込みに行く際にいちいちパスワードを入力しないで行うための設定であるが、以下に示す危険性を持っているのでよく考えてから行うこと。
パスワードは当然他人には見られてはいけないファイルである。よって、ファイルの属性を自分だけが見えるように設定する必要がある。コマンドはchmodである。この利用に自信が無ければ作業は行わないこと。
パスワードを頻繁に入力しているうちはパスワードを忘れることはほとんどないはずである。ところが、自動で接続できるようになりパスワードを入力する機会が減ると、忘れる可能性が高くなる。実際に、情報処理センターにもパスワードを忘れたという問い合わせが頻繁にあるようである。よって、パスワードを忘れないように自分で心がけることが必要である。
パスワードファイルの作成
XEmacsなどのエディタで以下のような書式のファイルを作成する。
$ chmod 600 password
として、他の人に見られないように属性を変更しておく。次に、.imディレクトリ内のConfigファイルを編集する。場所は、
上記の問題点を良く把握した上で、「自分の責任で」以下の作業を行うこと。
#[protocol] [server] [account] [password]
pop/POP matsu.ipc.shimane-u.ac.jp s0040** hogehoge
各項目の区切りはTABとし、列が上下で必ずしもそろう必要はない。(hogehogeは自分のパスワードであるので誤解の無いように。)作成したら、.imディレクトリにpasswordというファイル名で保存する。さらに、#UsePwFiles=yes # use password files
#PwFiles=password # password files (relative to ~/.im/)
の部分であり、行の初めの#を二つともはずせば設定完了である。メールを読み込んで動作を確認すること。