Tcl/Tkによるファイルマネージャ



  

今回使用するファイルマネージャは雑誌に掲載されたものをそのまま借用(宮脇大作、「Tcl/Tkで始める簡単GUIプログラミング」、Linux Japan 2月号, 2000.2)することにする。ソースは別ページに示すが、理解はできなくても良い。(私もわからない^^)

さて、使用方法であるが、まずはftpによりソースを入手するところから始める必要がある。前回行ったように

$ ftp 172.16.1.3

として、サーバにFTPでログインし、

ftp> cd /virtual/home/tmp

で、ディレクトリを移動する。そして、

ftp> ls

により、ファイル名を表示させ、fm.tar.gzというファイルがあることを確認したら、

ftp> get fm.tar.gz

でファイルを自分のディレクトリに取ってくる。終了すれば、

ftp> bye

で、ログアウトする。

ここで、fm.tar.gzというファイルは複数のファイルをまとめた上で圧縮されている。ネットワーク上でファイルをやり取りする場合には通常このように圧縮をかけてネットワークの負荷を低減することが原則である。次に、ファイルを復元する作業にはいる。

このファイルはUNIXで一般的なtarとgzipにより、アーカイブされ圧縮されている。復元は、

$ tar xvfz fm.tar.gz

により行う。(tarコマンドの詳しい説明はman tarにより各自で行うこと。)上記のコマンドを行うと、作業しているディレクトリに

Icon/
tkfm
の二つのファイルが新規に作成される。Iconはファイルマネージャが利用するアイコンを保有しているディレクトリであり、tkfmがファイルマネージャのスクリプト本体である。これで準備は完了したので、

$ ./tkfm &

によりファイルマネージャが起動する。今回のものは実際にアイコンをダブルクリックしたり、マウスで選択したりできるのでWinのExplorerの感覚でファイル操作ができるはずである。ファイルの移動なども可能なので試してみること。