以下の条件を満たすTeXファイルを作成し,ファイル名を s0240**-6-21.tex としてメールに添付して提出すること.
以下の条件を満たすTeXファイルを作成し,ファイル名を s0240**-6-21.tex としてメールに添付して提出すること.
\documentclass{jarticle} \usepackage[dvips]{graphics} \begin{document} \begin{center} {\bfseries {\LARGE 6月21日の宿題解答例}} \end{center} \section{はじめに} この宿題の狙いは,皆さんがレポートや論文を仕上げる際に,TeXを使って効率 的に仕上げることと,そもそも,文献引用や図の参照などをどのように表現する べきかの練習です.残念ながら,不合格が多くなってしまいましたが,これを踏 み台にして,2年生以上の学生実験のレポートについては,体裁や書き方くらい はまともにできるように練習してください. まず適当な表を用意し,それを表\ref{table:color}とします. \begin{table}[h] \caption{色の表} \label{table:color} \begin{center} \begin{tabular}{|c|c|c|} \hline 紫 & 赤 & オレンジ \\ \hline purple & red & orange \\ \hline \end{tabular} \end{center} \end{table} 次にまた別の表を用意しますが,そちらを表\ref{table:car}とします. \begin{table}[h] \caption{車の名前} \label{table:car} \begin{center} \begin{tabular}{|c|c|c|} \hline マツダ & MPV & 2.5$\ell$ \\ \hline マツダ & Capella C$^2$ & 2.0$\ell$ \\ \hline マツダ & RX-7 & 2.0$\ell$ \\ \hline \end{tabular} \end{center} \end{table} このように文中で表を参照する際には,表\ref{table:car}というように,表で あることを示すための「表」という言葉に続けて通し番号を組み合わせて,記述 します. \section{図と式の参照} 式(\ref{eqn:newton})はニュートンの運動方程式,式(\ref{eqn:sum})は連続する整数 の和の公式です.当然おぼえていることでしょう. \begin{equation} \mbox{\boldmath{$F$}} = m\mbox{\boldmath{$a$}} \label{eqn:newton} \end{equation} \begin{equation} \sum^n_{k=1} = \frac{n(n+1)}{2} \label{eqn:sum} \end{equation} 式の参照は上記のように「式」をつける場合とそうでない場合がありますが,そ の際には,文章中で紛らわしくならないように注意する必要があります.例えば, 文献の引用は[]のかっこで行われますから,それとは異なるかっこの記号を使 用する必要があります.デフォルトでは数式は()で表現されるので,文中でも (\ref{eqn:sum})のようにかっこ付きでないと分かりにくくなります.混乱を避 けるためには,やはり「式(\ref{eqn:sum})」のように表現する方が無難でしょ う. 図も入れてみましょう.図\ref{figure:pic}を見て下さい.つまらない絵ですね. \begin{figure}[h] \begin{center} \scalebox{1}{\includegraphics{pic.eps}} \caption{つまらない絵} \label{figure:pic} \end{center} \end{figure} 図については必ず「図\ref{figure:pic}」のように,頭に「図」をつけます.こ れも表との混乱を避けるためです.読む人に分かりやすい表現を心掛けましょう. \section{文献引用} 巻末の文献を引用します.たとえば,この文章は文献\cite{total}を見ながら作 成しています.この本はかなり詳しく書いてあるので,\LaTeX の作業には欠かせ ません.3年生向けの教科書\cite{aplli}ではまだ不十分かもしれませんね. 授業中に紹介した上の文章が余り良くなかったので,上手な引用方法が例示でき ませんでした.そこで,次に,本来教科書で使用されるようなまともな引用を一 つ行っておきます.今後はこちらのようなものを参考にしてください. ディレクトリ内のファイルの検索には\tt{find}コマンドが便利です.様々なオ プションがあるのではじめは分かりづらいですが,例えば,「カレントディレク トリにあって,名前が\tt{.o}で終わり,かつ最終アクセスが30分より前である ファイルを探して削除する」には, \begin{verbatim} find . -name '*.o' -a -amin +30 -exec rm {} ';' \end{verbatim} \noindentのようにします\cite{unix}. \section{結論} \LaTeX の相互参照の機能を利用すると,表の番号などは自動で付けられるので便利 です.車種の掲載してある表\ref{table:car}と色の載っている表 \ref{table:color}は自分で付けたラベルに従って呼び出すことにより,番号を 気にしなくても良くなります. \begin{thebibliography}{99} \bibitem{total} 伊藤和人,「\LaTeX トータルガイド」p.253,秀和システム,1991 \bibitem{aplli} 山本芳人,「最適環境実現のためのLinuxアプリケーションガイド」,工学図書, 2000 \bibitem{unix} 中井獏,「UNIX基礎講座入門編」p.166,技術評論社,2000 \end{thebibliography} \end{document} |
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