コンピュータセミナー
2002.7.5


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  1. 本日の作業内容

  2. 出席確認

    最初の説明が終わったら出席確認です.パソコンの時計が合っているかを確認したら出席のメールを出してください.今 回の件名は

    seminar 7-5 attend s0240**

    です.それ以外は前回と同じです.

    なお,入力ミスがあると出席として認 められないことになりますので,慎重に行ってください.文 字はすべて1バイト文字 (半角英数字) です.途中に入るスペースは一度に一個だけと してください.スペースは全部で3個です.また,**の部分は自分の学生番号の下二桁 です.他学科の人はそれなりに修正して下さい.

  3. Tgif

    「デスクトップツール」教科書 p.225

    1. ドローアプリケーション

      作画のためのアプリケーションは大きく分けて「ドロー」系と「ペイント」系に 分けられます.1984年にMacintoshが発表されたときに,すでにMacPaintという 優秀なペイントソフトがプリインストールされていましたが,その後,MacDraw というドローソフトが使用されるようになり,コンピュータで作画する際のドローやペイントという言葉はそ の当時から始まったようです.

      ドロー系のアプリケーションの特徴は,円や四角,線などの図形をオブジェクト として認識し,それらの図形をあとから随時変形や拡大縮小,回転,移動などを 行って変更できることです.図1にオブジェクトのイメージの例を示します.

      図1 ドローにより作画した例

      設計図や組織図,回路図などの作成に適していますが,かなり複雑なデザインを 持つ絵画のように見える絵でもドロー機能により作成されている場合があります. ドロー機能により作成したオブジェクト(図1)がその後各種の操作を受けて変 更可能である様子を図2に示します.

      図2 ドロー機能による変形の例

      一方,ペイント系のアプリケーションでは鉛筆や筆で絵を描くように作画でき, また,一見ドローのような四角や丸などの図形を入力することも出来ます.(図3)

      図3 ペイント機能により作画した例

      しかし,ドローと異なるのは記録の単位がオブジェクトではなく一つ一つのドッ トであることで,変形や回転などを後から行うことは出来ません.ただし,任意 の領域を選択し,その領域内に含まれる全ての情報を移動することは図4に示す ように可能です.

      図4 ペイントソフトの編集例

    2. Tgif

      Linuxで利用可能なドロー系のアプリケーションの代表例がTgifです.古くから UNIX上で使用され,TeXに図を張り付ける際にも,また,グラフを整形する際な どにも使用されてきました.ただし,その他のOS上のドローソフトとはユーザイ ンターフェイスが異なり,また,あまり洗練されていないので使いにくいことも ありますが,事実上の標準ソフトなので覚えておいて損はないでしょう.

      操作方法は,各メニューの意味などを教科書を見て少しずつ試していくのが一 番ですが,大事なのはオブジェクトの作成とオブジェクトの選択,変形などの手 順に慣れることです.また,マウスの「中クリック」を多用するので,その感覚にも 慣れておく必要があるでしょう.メニューに表示される言葉もなじみが薄いもの があるかもしれませんが,それも実際に作業してみて体(指?)で覚えていくの が一番です.

    3. 図形描画の基本操作

      長方形を描くことを試してみましょう.ウィンドウ左側にあるメニューボタンか ら横長四角をクリックします.描画領域にマウスポインタを持っていき,左上か ら右下にかけて斜めにマウスドラッグ操作を行うと,始点と終点を対角線とする 長方形が描かれます.このようなオブジェクトは起動直後の状態では,枠線のみ となるのがデフォルトです.メニューバーの下のメニューボタンの上段右から2 番目を中クリックして出てくる一覧から,例えば黒四角を選択すると,中を塗り 潰す操作が出来ます.マウスでいったん左メニューボタンの矢印ボタンをクリッ クすると図形が選択状態 (各ポイントにハンドルマークが現れる)になります ので,その状態で塗り潰しに変更すると,中が塗られます.そのメニューボタン の右側は色の選択ですので,色を指定することが出来ます.

      塗り潰しボタンの下側のボタンは枠線の状態を決めるボタンです.枠線だけに色 を指定することも可能です.

      長方形描画はシフトキーを押したままマウス操作をすると正方形描画になります. 円なども楕円か真円かの選択はシフトキーで行えます.

    4. 直線の描画

      直線を描くためのボタンは折れ線模様のものです.始点を決めてドラッグすると 直線が引かれます.右クリックで終点が指定されます.左クリックだと折れ曲が り点の指定となり,引き続き折れ線が描画できます.また,線には矢印の矢尻を つけることが可能ですが,それを始点,終点,両方,無しを矢印選択ボタンで選 択できます.また,枠線を含め各種の線幅を線幅指定ボタンで選択できます.デ フォルトの線幅は1ポイントです.

      先ほどと同じように,シフトキーと組み合わせた操作があります.直線の場合, シフトキーを押したままドラッグすると,垂直,水平,45度の角度のいずれかの 直線が引かれます.

    5. 任意図形の描画

      左のメニューボタンの上から8番目のBの文字のようなものは任意の形状の多角形 を描画するボタンです.最後に閉じるときには右ボタンを使用することに注意し てください.また,シフトキーとの併用は直線の場合と同じ動作となります.

    6. 変形

      描画したオブジェクトは変形することも可能です.選択状態でハンドルマークを ドラッグすることによりあとから形状を変化することができます.また,多角形 ですと,ポイントごとに変形可能です.

    7. 消去

      選択した状態でDELボタンを押すとその図形を消去できます.ただし,マウスポ インタが描画領域にないといけません.

    8. 前面,背面

      図形の重なりがあるときに,どちらを前に出すかを「アレンジ」メニューの「前 面へ」と「背面へ」のボタンにより選択できます.複数のオブジェクトが重なり あっているときには,どの階層に設定するかもそのメニューから行います.

    9. 反転,回転

      図形を選択し,アレンジメニューの「鏡像/回転」により図形を上下や左右に反 転したり,回転させることが可能です.「回転の大きさを指定」では,一度の操 作で何度回転させるかを数値で入力できます.

    10. グループ化

      いくつかのオブジェクトを選択し,「アレンジ」メニューの「グループ化」を選 択すると,グループとしてまとめることが出来ます.グループは移動する際に一 緒に移動するなど,まとめて操作することができるようになります.

    11. 複製

      選択したオブジェクトの複製を作ることができます.「編集」メニューの「複製」 により可能です.複数のオブジェクトを選択してから複製するとまとめて複数の オブジェクトの複製が作れます.

    12. 位置揃え

      複数のオブジェクトを選択して整列をさせることができます.整列とはオブジェ クトの中心を揃えたり,左端を揃えたりする作業です.描画領域の上のボタンメ ニューの中にデフォルトではLとTになっている部分を合わせる位置にしたがっ て選択し,「アレンジ」メニューの「整列実行」により実際に整列が行われます. 整列条件のアルファベットの意味は,横方向については,Lは左揃え,Cは中央揃え,R右揃え,S等間 隔配置,縦方向は,Tはトップ揃え,,Mミドル揃え,Bボトム揃え,S等間隔揃え です.また,「─」はその方向では揃えないという意味で,縦方向だけ,もしくは, 横方向だけ揃えたいという場合は関係ない方向の設定を「─」にしておきます.

    13. 保存形式

      Tgifはデータを保存する際に,オブジェクトを再利用可能な形で情報を保ったま ま保存する独自形式と,オブジェクト情報は失われますが他のアプリケーション からも読み出せる形式とが選択できます.「ファイル」メニューから保存すると, 独自形式で保存され,拡張子 .obj がつけられます.また,上部ボタ ンバーの下段左端にあるデフォルトではLaTeXとかかれているボタンメニューか ら形式を選択し,「ファイル」から「印刷」を選択することにより別形式で保存 できます.

      TeXで利用するためには,デフォルトのEPS形式が良いですが,直接画像を見たい 場合などはJPEGやPNG形式の方が便利です.ただし,これらは画像変換ツールが あらかじめインストールされていないと動きません.教室の環境ではEPSファイ ルのみ出力できると思っていてください.

    14. 歯車の描画

      実験装置や研究に関する図面を作成する際などは緻密で凝った作図が要求される ことがよくあります.ここでは,手始めに,歯車の描画を行ってみましょう.例 として考えるのは二つの歯車が噛み合っているものです.

      1. 細かい作業が必要になるので,「レイアウト」メニューから「グリッドへ合わせ る」を解除しておきましょう.そうしないと,微妙な位置や大きさの描画が出来 ません.
      2. 準備ができたら,一つめの歯車の基本となる円を描きます.線幅は1デフォ ルトのポイントとしておきましょう.
      3. 次は,その直径に相当する直線の描画です.縦に1本直線を引いておきましょ う.
      4. その次は,歯となる台形を直線の両端に用意します.一つを多角形ツールで 作ったら複製を作り,上下反転させましょう.なお,台形を作る際に,精密 に描きたい場合には,直角三角形を一つ作り,それを複製して左右反転,そ れと矩形を組み合わせてグループ化という手順があります.小さな図形を作 る際には画面を拡大表示してから行えば楽になります.
      5. 台形と直線を左右に関して中心揃えした後,グループ化します.
      6. さらに,最初の円と今の歯のための図形を上下左右で中心揃えします.
      7. ここまで終わると図5のようになります.なお,オブジェクトの色について は,最後に調整するので,現段階ではなるべく違いが分かる目立つ色にしてお くのが良いでしょう.

        図5 最初の準備

      8. 歯に相当する部分の複製を作り90度回転させて中央揃えしてグループ化します.それをま た複製し,30度回転させます.また一つ複製を作りやはり30度回転させ,全 図形の中心を揃えます.図6のようになったでしょうか.

        図5 歯が12枚になったところの図

        元の図形の対称性が悪いと,回転させたり位置揃えをする度に,微妙にずれてい くことがあります.注意してください.

      9. 中央の円と歯車の色を統一します.グループ化 すると何となく歯車に見えてくるでしょう.さらに中心軸などの飾りをつけ るとより歯車らしくなります.この段階で次の図6まで進めておきます.

        図6 歯車らしくなった図

      10. 二つの目の歯車作成

        同じように別の歯車を作り上げて噛み合わせると目的の図7ができあがります.

        図7 最終図

  4. 本日の実習

    自分で実際に歯車の絵を描いてみましょう.時間が余れば,他のものにも挑戦し てみてください.

  5. 宿題

    授業の終りに宿題の案内(AクラスBクラス別々)を出しますので,アナウンスがあれば指示に従ってくだ さい.


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