14. manによるオンラインマニュアル

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今まで見てきたように、Linuxにはコマンドがたくさんありしかも動作を決めるオ プションもたくさんありそうです。そのようなコマンドを覚えて使うようにするに はどうしたらよいでしょうか。当然、本を買って常に見ながらコマンドを使用する ということも可能です。しかし、いつもいつもそれではやはり不便です。作業中に さっと見ることのできるマニュアルがあれば重宝するはずです。最近では、ワープ ロなどのアプリケーションでもかならず「ヘルプ」というメニュー項目があって、 そこからキーワードや目的などに従って必要な内容を検索できるようになっている のが普通です。

Linuxにおいては、ターミナルでもそのようなヘルプを参照することが可能です。 また、そのような機能をオンラインマニュアルと呼びます。ターミナルでコマンド を打つときに、コマンドの名前は分かるのだけれど、使い方やオプションがわから ないとという場合ならば、次の man コマンドが役に立ちます。

まずは、その man コマンド自体の使い方を見るために、

$ man man

としてみましょう。何やら文字がたくさん出てきました。しかも英語です。なるべ くなら日本語で読める方が助かります。そこで、

$ jman man

としてみましょう。今度は日本語で表示されました。Vine Linux では日本語マニュ アルが用意されているものは jman コマンドにより日本語版を表示でき ます。その他のディストリビューションでは自動的に日本語の方を表示するものが あります。ただし、日本語版が無い場合には、英語のマニュアルになります。

表示結果は、コマンドの名前、書式、内容と説明が続きます。先程の cp mv なども見てみ ると良いかもしれません。


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