最近の機械・構造物では軽くコンパクトに作りながら,大きな負荷に耐え,長時間稼働しつづけるということが求められています.
このように設計された機械は振動しやすいという性質があり,大きな変動荷重である励振力を受けたときには,復元力が変位の大きさに比例せず,次のような非線形復元力特性を持つ系特有の性質が現れることがあります.
一方,長時間稼働している間には,運転条件のゆらぎにより外力の振動数が変動することがあります. この外力の振動数が変動する現象は,卓越振動数の近くにある程度の振動数成分を持つ狭帯域励振として表現され,純粋な単一振動数の正弦波の入力を受けた場合と異なる応答が現れることがあります.
また,外部からの擾乱などにより外力に小さなノイズ成分が乗るような場合もあります. この外力における小さなノイズは振動数の揺らぎと同様の効果を持ちます.
これらのことより,私たちの研究室では非線形振動と不規則振動をテーマにした研究を行っています.
9月26日(木)に学科内で研究室説明会を行いました.(プロジェクタに投影した資料).ただし,ダウンロードは学内限定です.学外からはPaloAltoによるVPN接続を経由してダウンロードしてください.