なぜ島根大学に入学しましたか?
 高校当時に、電気や電子に関する需要が更に増えると考え、それらを学べる学部を探したところ、自分の実力でギリギリ合格の可能性があった島根大学の推薦入試を受験し、合格したので入学を決めました。
学部生時はどのように過ごしていましたか?
 数学が苦手で、特に公式を覚えられなかったのですが、必要になる可能性はあると考え、出来るようになるまで、何年も同じ講義を受け続けました。また、大学祭実行委員の電気・ガスの供給準備部門にて、電気配線工事の手伝いや、ガス会社の方との打ち合わせなどを経験しました。
なぜディジタル光学・計測研究室(旧:光応用計測研究室)への配属を希望しましたか?
 私は自分にかなり甘いので、放置ではなく、しっかり指導していただけそうな横田先生の研究室を選びました。
研究室在籍中で印象に残っていることはありますか?
 私が担当した研究は、私が配属される前からスタートしていた県内企業との共同研究で、先輩方が残した知見やプログラムを活用しながら、研究が出来ました。また、共同研究を進めるにあたり、夏休みを利用して、2週間程度泊まり込みで企業へ行き、相手社員の方と一緒に研究を進めるといった、ある意味インターンシップのようなことを経験できました。
社会人3年目までで,社会で働く上で必要だと思うスキル・能力は何だと思いましたか?
 ロジカルシンキングや、コミュニケーション能力など当たり前のスキル・能力を除きますと、私が、社会で働くうえで必要と思うスキル・能力は、最低限のパソコンの知識です。同期の中には大学時代にほとんどパソコンに触れなかった為、Excelの使い方といった基本的なことで躓き、新入社員研修の限られた時間の中でパソコンの勉強を同時にしており、先輩社員の方がちゃんと教えてはくれますが、メインの研修に集中できていなかったように思えます。
過去を振り返ってみて,研究室での学びは現在どのように生かされていますか?
 私が特に学んで良かったと思うことは、論文の読み方や、論理的思考力についてです。現在、新技術の開発部門に配属されていますが、最新情報を入手する為、特許や論文を読むことがあり、研究室で学んでいて良かったと思いました。また、論理的思考力については、あらゆる業務で必要な能力で、少し学んだだけで習得できる物ではありませんので、学生時代から学べて良かったと思いました。
今後、目指していきたい理想像、想定しているキャリアについてお聞かせください。
 私は、出世したいとは全く思っていませんが、いろいろな人から、「この分野なら私に任せれば上手くいく」、もしくは、「この分野ならまずは私に相談すればいい」、と思ってもらえるような人材になりたいと考えています。